自己紹介をお願いします
森千鶴です。職業は鍼灸師です。
これを言ったら、私の年齢がバレてしまうんですけど(笑)
鍼灸の免許を取ってからね。ほぼ30年近く経つんですね。
それで、何を思ったかね。私達の頃は国家試験じゃなくてね、資格試験という形でね。地方ごとにしてた免許で。
その2~3年後くらいから、国家試験になったんですね。
それも言ったら年齢がわかってしまうんですけど(笑)
何を思ったかね。資格を取ってからね。
「そうだ!私は鍼を使わない鍼灸師さんになろう」って思ったんですね。
「せっかくお灸も鍼も出来るのに、鍼を使わない鍼灸師って、何やろな?」
って自分でも思いながらね。そして、鍼灸院を開業したんですけど。
そこに入っただけで、リラックスできる。
そういう空間を作りたいと思ったんですね。
鍼しなくても。ドア開けて入っただけで、すごいリラックスして痛いとか、体の不調は忘れちゃうよ位の、そういう場所にしようと思ってね。
それで、一番初めに天満橋に開いて、2回引っ越して、今ここの淀屋橋(大阪市中央区)に来ているですけど。
タッチフォーヘルスと出会ったキッカケは?
出会いのキッカケはね、近所のお兄ちゃん(笑)。
小さい頃から「お兄ちゃん、お兄ちゃん」って言ってた人なんですけども。
「いやぁ~ちいちゃん、僕スゴイものに出会ったよ」って言われて
私はその当時、すでに鍼灸師だったので「ちいちゃんだったら、すぐにわかると思うよ」って本を見せていただいて。
「あぁ、聞いたことあるね、これね」と思ったんですね。
でも子供が小さいのでね、講座を受けに行くことは出来なかったんですね。
でも、それよりももっと以前に1996年ですね。石丸先生が日本タッチフォーヘルス協会というものを立ち上げてこれから世に出すよ。というような頃、ちょうど私はホリスティック医学協会の事務局を預かっていてマンスリーフォーラムっていう毎月勉強会を開いていたんですね。
そこで、石丸先生に1996年の9月ですね、ちょうどホントにタッチフォーヘルスという題名で講演をしていただいた。っていう思い出がありますね。
元々出会ってたんだけど、当時はイタリアにいたのでね。その講座を受けることが出来なかったんですよね。
ちょっと残念だっんですけど、名前だけ知ってた。そして、近所のお兄ちゃんが紹介してくれたんです。
3年間誘い続けてくれたんです(笑)
スゴイんです。「いやぁ、まだ行けないわ、行けないわ」と言ってて、ホントに3年間、顔を見る度に誘ってもらって。
で、子供の手が離れて「じゃあ」っていうのでね。
タッチフォーヘルスを学んで良かったことは何ですか?
良かったことはね、鍼を使わない鍼灸師になれた(笑)ってことですね。ついになれたということですね。
なぜそう思ったかというとね。結構鍼灸師さんってね、ドコに行くときも鍼セットとかお灸セットとか、旅行とか必ず持って行っていってはるんです。私は一切何も持っていかない。
「鍼灸師やけど、治してあげれない!」とか。
「道具無いから治してあげれない!」っていうことがよくあったんですね。
だから、こんなの道具無くても治してあげれたらいいのになって。
だからまさにタッチフォーヘルスは、道具も使わずに、手技だけで気の流れを整えることができる。
本当に素晴らしい。”世界を救うワークだ”と、私は思っているんですけど。
どんなお客さんが多いのですか?
場所によってね、色々なんですよ。
天満橋にいた頃っていうのは、官庁街でね。あと個人の税理士さんだとか、そういう先生方が多かったんですね。
で、こっち(淀屋橋)は、オフィス街なんですね。なので、オフィス街なのでオフィス街の人が来るかなと思っていたら、意外と最近サラリーマンの人は忙しいみたいで、合間に出てこれない。っていう感じですね。
やっぱりその、前からずーっと一緒に引っ越しと共に付いて来てくださってる主婦だとか、そういう層の方がね、多いですね。たまに近所のオフィス街の方もいらっしゃいます。
ここは鍼灸院なのでね。やっぱり鍼して欲しい人が多いので、肩こりとか腰痛とか。そういうのが一番多いですね。
でもね、鍼を使わない鍼灸師になりたいと思ったのでね。タッチフォーヘルスと出会ってから、ホントに鍼を使う量が減ったんですね。だから鍼屋さんが、だいたい無くなったなと思う頃に、「どうですか?」と電話かかってくるんですけど、最近ちっっともかかってこない(笑)。そんなに鍼使ってないかなと思うくらい、タッチフォーヘルスを入れながら、ホントに鍼の数を少なく治療していってるんですね。
なぜ、私がタッチを取り入れたかというと。鍼灸ですることは、タッチフォーヘルスで出来るわけですね。痛みもコントロールできるし、体調も良くなるし、ホントに鍼を使わない、東洋医学の経絡療法というのがタッチフォーヘルスだと私は思っているんですけれど。
心のところですよね。結構、痛みと感情がくっ付いてることがあって、いくら鍼治療しても、また痛みが出てくるとか、長いこと慢性的に治療を続けないといけないという症状の人が多いわけです。完治している訳じゃないんです。完治させるには、やっぱり感情をね、扱わないと、ホントに良くならないので。
タッチフォーヘルスは痛みだけじゃなくって、感情の部分をクリアにして、心も体も心身共に元気になれるっていうのでね。そして、このタッチフォーヘルスというものをね。治療の中に取り入れています。
これからの目標。未来のビジョンは?
一家に一人、タッチフォーヘルスを使える人がいればいいなっていうことですね。
そうすればね。家の中の家族間の中の軋轢とかね、小さいときのトラウマだとか色々皆さんおっしゃるんですけれども
タッチフォーヘルスさえ知っていれば、トラウマも解消できるし、ホントに家族が仲良く。だから日本中、世界中に、このタッチフォーヘルスを出来る人達が。広げていければいいなって思います。
これからタッチフォーヘルスを始める人へのメッセージをお願いします
リアルな体験をしてくださいっていうことですね。
タッチフォーヘルスで、自分が今、抱えている問題がクリアになっていくことをね、体験していただくのが一番だと思うんです。私は公式クラスをレベル1、2、3、4と開いているんですけど。ここに来られる方はね。レベル4まで、そしてメタファーまでセットで受ける方が多いですね。そうすると、2日だけで終わるんじゃなくて。8日もしくは、10日間。みっちり自分の抱えてきた。長年抱えてきた色んなトラウマ、傷、心の傷、体の傷。それをね、薄皮を剥がしていくように、ホントにレベルが進んでいくいつれて、ホントにキレイにクリアになっていかれますね。
「学びに来たのか、癒されに来たのか、わからない(笑)」っていう人が多いんですけど。そして、その人が癒されるとね。お母さんとかお父さんとか、そういう方たちは、何もしていないのに、みんな変わってこられると。だから自分が変わったからかなぁっておっしゃってね。
だからリアルな体験をして、そしてそれをまたね、教えてあげたりとか、してあげたいっていう人がね。増えてくる。
だから、自分自身がリアルな体験をして、そしてそのリアルな体験から、「こんなに良くなった」っていうことをね。伝えてもらえたら一番いいんじゃないかな。
最後に、何か伝えたい事があれば
みんな難しいように考えるんですけど。
ジョン・シー博士が家庭医学として、タッチフォーヘルスっていうものを私達に遺してくださったわけですよね。
だから難しく考えないで。日々「あっ痛いからちょっと経絡流してみよう」とかね。スグ使う。「あっちょっとやってあげよう」ってスグやってあげる。そんな感じでね。気軽に使えるような、そういうタッチフォーヘルスであり続けて欲しいなと、私は思います。で、治療家としては、もちろん、鍼にも勝るとも劣らないぐらいの、効果が出るわけですよね。ただ、それは、鍼も一緒なんですけど、医療類似行為ということで、医療とは認められていない。気が流れたことによって、その人の持っている自然治癒力が活性化されて、その人の体が勝手に治ったよということに、なってるわけですね。
で、まさに答えはその人の中にあり、エネルギーは意図に従う。自分はどうしたいのか?っていうことを、ハッキリ持ったときに、始めてエネルギーの流れが整うし、自分の中の答えが見えてくるっていうことですね。なので、気軽に使ってもらえるといいなと思っています。